帰ってきた!!銀田一中年の事件簿。

densiro2006-02-20

それは本当に、平凡な朝だった。


ハトの不快なさえずりによって目を覚ました私は、机の上の金魚に目を向けた。
外はどうやら雨のようだ。
金魚の口の開き具合で分かる。









愛犬、卑弥呼の散歩を済ました後、
コーヒーを右手に新聞を虫眼鏡で一文字一文字、丁寧に読む。
朝の日課である。
気がつけば、
新聞を逆さに読んでいた。
驚くことなかれ。
私の癖である。






午前9時29分32秒前、突如、家の白電話が鳴った。
電話「りりりりりりりん、りりりりりりりん、りり・・・・」




面倒くさいんで、シカトした。





シカト空しく、午前9時45分49秒の12秒前、再び鳴る。
電話「りりりり・・・・ガチャ」
私 「はい、こちら銀田一事務所。どちらさまで・・・。」
電話「何とぼけているんですか!私ですよ!足利です!」
私 「おおぉ〜足利。どうした?」
足利「事件です!協力願います!!」
私 「場所は?」
足利「楽園マントヒヒホテルです!」
私 「わかった。うんこしてから行くわ。」




私は現場に向かった。

(続く)









閉店。